双岩の歌 INDEX
若山高下の 若山水の元新道組 若山水の元組 正調亥の子の歌

若山高下の
亥のこの歌
うぐいすはー、うぐいすはー、今年初めて、いせまいり。
いせのまちこそひろげれど、いちやのやどを、かりかねて、
一本松の、二の枝に、こくばをくわえて、すくんで。
金のたまごを、うみそろえ、12が、一度に目を開けて、
はねあしそろえて、とぶところ。
金のさかずきくわよーて、くわいのちょうしで、さけをつぐ。
これぞめでたき、この歌を、いのこの歌と、とないけれー、
とないけれー、ふんえ。

いのこー、いのこー、いのこもちついて、いわわんものは、

おいべさんと、いうひとが、
いしから、うまれて
二で、にっこり、わろて、
三で、さけ、つくって
四つ、よのなか、よいように
五つ、いつもの、ごーとくに
六つ、むびょう、そくさいに
七つ、なにごと、ないように
八つ、やしきを、つきひろげ
九つ、こくらを、つきたてて
十で、とうとう、おさまった。おさまった。
この家、はんじょうせい。
もひとつ、おまけに、はんじょうせい。
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若山水の元
新道組
念仏講の歌
なんまいだー、なんまいだーぶつ、なんまいだーぶつな。

(これで「なんまいだ」が4回と数える。)

...全部で27回繰り返す...

(二組に分けて、交互に歌い、最後はいっしょに歌う。

「なんまいだ」を合計108回歌うことになる。)
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若山水の元組いのこ歌
ひとつ ひのもとひのみはた とうときみずを おおうべし
一つ 日の本日の御旗 尊きみずを おおうべし
ふたつ ふようのむねよりも たかきこくぎを かがやかせ
二つ ふようの棟よりも 高き国旗を 輝かせ
みっつ みくにのもののふは ちゅうせつむしょうの ゆうしなり
三つ 御国の武士は 忠節無償の 勇士なり
よっつ よしののやまざくら やまとだましい これなるぞ
四つ 吉野の山桜 大和魂 これなるぞ
いつつ いずものたみぐさも みくにのかぜに なびくなり
五つ いずもの民草も 御国の風に なびくなり
むっつ むかしもみょうとうで ごこくゆたかに たちなるぞ
六つ 昔も夫婦で 護穀豊かに 立ちなるぞ
ななつ なによりうれしきは このときあきのさまなるぞ
七つ 何よりうれしきは この時秋の様なるぞ
やっつ やちよのたまつばき きみがみよこそ さかえませ
八つ 八千代の玉椿 君が御世こそ 栄ませ
ここのつ こどもらおこたるな よくがくもんを はげむべし
九つ 子どもらおこたるな よく学問を 励むべし
とおで ところもはんじょうし かないあんぜん かぎりなし
十で 所も繁盛し 家内安全 限りなし

 ふんえー ふんえー

うぐいすは うぐいすは
うぐいすは うぐいすは
ことしはじめて いせまいり
今年始めて 伊勢参り
いせのまちこそ ひろけれど
伊勢の町こそ 広けれど
いちやのやどを かりかねて
一夜の宿を 借り兼ねて
はまべのこまつのにのえだに
浜辺の小松の二の枝に
しばくいよせて すをくんで
柴喰い寄せて 巣を組んで
じゅうにのたまごをうみそろえ
十二の卵を産みそろえ
それがいちどにたつときは
それが一度に立つ時は
きんのさかずき こがねのちょうし
金の杯 黄金の銚子

 ふんえー ふんえー

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正調
亥の子の歌
谷子供会
いわいましょ いわいましょう
祝いましょ 祝いましょう
おだいこくさまは
お大黒様は
いちでたわらをふんばって
一で俵をふんばって
にでにこにこわろて
二でにこにこ笑ろて
さんでさけをつくって
三で酒を造って
よっつよのなかよいように
四つ世の中よいように
いつついつものごとくに
五ついつものごとくに
むっつむびょうそくさいに
六つ無病息災に
ななつなにごとないように
七つ何事ないように
やっつやしきをつきひろげ
八つ屋敷をつき広げ
ここのつこぐらをつきたてて
九つ小倉をつき建てて
とうでとくとおさまった
十で徳とおさまった
てんしさまのごしょもんは
天子様の御正紋は
ご ひちのきりにきくのもん
五 七の桐に菊の紋

 ふん えーとこ なな えーとこな

ことしはほうねん だいほうねん
今年は豊年 大豊年
ことしのいねの できようは
今年の稲の 出来ようは

 ふんえーとこ ななえーとこな

からがごしゃくでほがにしゃく

からが五尺で穂が二尺
このいねかりとりつもりたら
此の稲刈取り積りたら

 ふんえーとこ ななえーとこな

おいえはちょうじゃのもととなる

お家は長者のもととなる
めでたきことではないかいな
めでたきことではないかいな

 フーンエッ

やさしさややさしさや
優しさや優しさや
むかしのひとのやさしさや
昔の人の優しさや

 ふんえーとこ ななえーとこな

おおぎのかなめにいけほりて

扇の要に池掘りて
いけのみぎわきたをほりて
池の右脇田を掘りて

 ふんえーとこ ななえーとこな

そのたにいねうえそだておき

その田に稲植え育ておき
ひとかまかればせんごくよ
一鎌刈れば千石よ

 ふんえーとこ ななえーとこな

ふたかまかればにせんごく

二鎌刈れば二千石
みかまとかればこくしれず
三鎌と刈れば石知れず

 ふんえーとこ ななえーとこな

いしでつればふじのやま

石で積れば富士の山
おさけでつればいずみざけ
お酒で積れば泉酒

 ふんえーとこ ななえーとこな

そのさけちょうだいするひとは

その酒頂戴する人は
いのちもながかろとくもいこ
命も長かろ徳もいこ

 フーンエッ


めでたきやめでたきや
めでたきやめでたきや
めでたいものはなんじゃいな
めでたい物は何んじゃいな

 ふんえーとこ ななえーとこな

めでたきものはきんぎんそう

めでたきものは金銀草
きんぎんそうというはなは
金銀草と言う花は

 ふんえーとこ ななえーとこな

いちねんごとによたびさく

一年毎に四度咲く
はるあかやなつしろで
春赤や夏白で

 ふんえーとこ ななえーとこな

あきむらさきのふゆぐろで

秋紫の冬黒で
こがねのつぼみもいつつぼみ
黄金の蕾も五蕾

 ふんえーとこ ななえーとこな

そのはなひとえだおりとれば

その花一枝折り取れば
いちぶやこばんがてにとまる
一分や小判が手にとまる

 ふんえーとこ ななえーとこな

めでたきことではないかいな

めでたき事ではないかいな

 フーン エッ

うぐいすや うぐいすや
鶯や 鶯や
ことしはじめて いせさんぐう
今年始めて 伊勢参宮

 ふんえーとこ ななえーとこな

いせのまちほど ひろけれど

伊勢の町ほど 広けれど
いちやのやどさえ かりかねて
一夜の宿さえ 借り兼ねて

 ふんえーとこ ななえーとこな

しもいとさがりしたかさごや

しもいとさがりし高砂や
おのえとまつのにのえだに
尾の江と松の二の枝に

 ふんえーとこ ななえーとこな

こくばをくいよせ すをくんで

こく葉をくいよせ 巣をくんで
じゅうにのたまごをうみそろえ
十二の卵を産みそろえ

 ふんえーとこ ななえーとこな

じゅうにがいちどにめをあけて

十二が一度に目を明けて
おやもろこもろと とぶときは
親もろ子もろと とぶときは

 ふんえーとこ ななえーとこな

きんのさかずき くわえだし

金の杯 くわえ出し
のめやだいこく うたえやえびす
飲めや大黒 歌えや恵比寿

 ふんえー ふんえー

のんでよろこぶふくのかみ

飲んで嬉ぶ福の神

 フーン エッ

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